詩吟部会
詩吟部会長 与儀 昌彦
詩吟は、先覧の賦を吟詠することにより、歴史や風土、その時代を懸命に生きた人々の喜びや悲しみ等の感情を気塊をもって伝えていくものです。全身から発する言葉の力強さや詩の世界を繊細に表現する発声技術の高さも魅力です。更に沖縄では、他府県とは違う琉球王国の歴史、琉歌、中国との交流等が加味されます。県内では、数多くの詩吟サー クルがあり、それぞれが多くの市町村で活動しています。現在、那覇市文化協会詩吟部会は、4会派と吟詠を伴奏に扇をもって舞うことを主とする詩舞1会派から成り立っています。平成4年4月に創立された市文化協会の「あけもどろ総合文化祭」には初回から参加しています。
現在の部会活動は、コロナの影響を受け、発表会の中止や退会者が続出するなど苦境にありましたが、最近はようやく落ち着き、活動を活発化しているところです。